商社に語学力はつきものと思われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
次のポイントを元に見ていきたいと思います。
海外との取引があるか
商社は必ずしも海外と取引しているとは限りません。
そのため、国内での仕入れ、販売で完結している商社では当然、語学力は必要ありません。
一方で、海外と取引している場合には当然必須です。
しかしながら、現状ではいくら中小・零細であっても、商圏が国内だけということはありません。
国内だけだと他社の後塵を拝することになってしまうからです。
職種は何か
職種によっても語学力の有無が変わってきます。
交渉の最前線に立つ営業職は語学力が必要になってきますが、管理部門は必要の度合いは下がります。
また、営業職を支える貿易事務も語学力は必要です。
貿易事務の中でも、営業アシスタントの場合は、語学力を生かしたコミュニケーション力が求められ、船積書類作成業務の場合は、語学力を生かした正確な文
書作成スキルが求められます。
英語試験対策
商社へ転職すると配属を決めるために試験がある会社もあります。
どんな試験内容かは会社によって違いますが、仕事では英語で書かれた文章を読んだり、海外からかかってきた電話に応対するということがあるので、リーディングとヒアリングの勉強をしておく必要があります。
その勉強に適しているのがTOEICの教材です。
商社の仕事では英語力は最低でもTOEICのスコアが600は欲しいところですが、スコアが800ぐらいまでは地道に単語を覚え、TOEIC形式の長文問題を繰り返し解いておけば、試験には十分対応できるはずです。
ヒアリングも同様で、TOEICの教材を活用しましょう。